詩人:アイカ
街の隅っこいつまでもいつまでも歩き出せずに居て体は冷えきってもう震えもしない誰も気に止めぬから水がこぼれぬよう上を向きセブンティーンを口ずさんで煙草の灰を終電のなくなった地下鉄に投げた今通ったのは真に冷たい人の視線笑われたのは私の頬が気持ち悪いくらい生っ白かったからこんな時君から文字が伝わったら暖かくてそれだけで死んでもいいそう思えるのにこんな時私が上手く歩けたらそれだけでそれだけで