詩人:剛田奇作
マチガイサガシと検索すると
明け方
ジャングルで残したカルボナーラが出てきます
タイムの香がしていたのです
解らないなら解らないと言ってくだされば良いのです
それでもあなたと朝日を待ちましょう
夢の続きがしおりと一緒に落ちてしまうのです
君の右腕が私の胸に突き刺さって行う
優しい愛撫には
耐えられないのです
海岸の貝がらを代わりに刺して下さい
レイニームスクという黒い香水はもう売っていませんでした
君の視覚の名前
私の味覚の名前
ケチャップまみれはアメカジショップ
フランス文学のマヨネーズあえ
さしずめコントロール不能な君のロックオン機能
百円ショップがサポート
大切な名前
あるべき場所に帰して
僕らのマチガイサガシ
はじまったばかり
終わり無く
早く始めよう
マチガイサガシ
となりのおじさんの
鼻風船
弾けないうちに