詩人:黒い犬
割れた鏡を元に戻せず泣き崩れた別に大した事じゃないさ 聞こえる暗闇の部屋 鮮明な鏡存在感はそれだけ その中の自分誰かに似ている 誰何だろうあなたは誰ですか?割れたままで良いだろうそのままで良いだろうだけど自分を取り戻そうと また鏡を触る指が切れ 赤い血が流れ 暗闇に一筋の赤鏡の中 冷めた目をした自分がそれを見ていた