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あいるの部屋  〜 「流夏 るか」への投 票 〜

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[66015] 流夏 るか

詩人:あいる

持ってる匂いは夏の風


そよ風が「素敵よ」


青空の雲を流していく


麦わら帽子がフワッと轍道に落ちた


日陰で仰向けに寝転がる


海鳴りの子守歌


蝉時雨が包んでくれる


干された布団


開け放たれた窓際の風鈴が揺れる


虫採り網から抜けだした蝶は




空を海だと想いこんでいる


いつのまにか


ぬるくなった麦茶



陽は沈み始めていた



蝉の脱け殻は


命にしがみついている




あの蝶は


うまく泳げてるかな





夜空の星屑



瞬いている星が




いつかの蝶に観えた

2006/02/08 (Wed)
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