詩人:甘味亭 真朱麻呂
見上げればそこに
空があり
雲が流れ
君が笑う
そんな日常の中に求めていた光があるのだとしたら
答えはきっとその笑顔を通して僕に伝わる
それこそが本来の幸せの形であり
僕の長年の願いでもある
だから今日も ほら
見上げればそこに
君がいて
朝の澄んだ空気の中
君の声が何気なくきこえてきて
僕も返事を返す
それこそが幸せなんだろう
涙が傘に弾けて道に落ちる音がした
それでも幸せだったんだろう
見上げた先に君がいなくても
それでも笑っていられるんだろう
なぁ 僕よ。