詩人:どるとる
銀色のからだを燃やして夢を薪にして僕は空の彼方へ思いを飛ばす空想という名前のロケット夜の闇の中で炎が 立ち上りやがて宇宙の彼方へ消えていく僕には待つことしかできないように夢の中輝くだろうその時を待っているのさ形のない喜び形のない幸せ併せ持った瞬間を固唾をのんで待ちわびる千もの夜明けと千もの星空を手のひらに広げて繰り返し繰り返す日々を乗り継いで降りた先が夢ならば。