詩人:大示
目を離したら消えてしまうかも
なんて、自分で創りだした恐怖に
危うく呑まれそうになった
他愛も無いことに笑い合う日々を
過ごしていると、必ず来るという
永遠の別れが嘘みたいだね
その日が来る前に、お互い
どれだけの事ができるのだろう?
大切なもの分かち合って
困難すら笑い合って
たまに、そっぽ向いて
また、顔見合わせて
何度も繰り返して
そうこうしてると
いつか来てしまうんだろうな
別れの日
嫌だ、って叫んだって
引き離す誰かには届かないんだ
そんなときに、無理に笑えなんて
僕には、とてもじゃないけど
言えないよ
泣いていてもいいよ
怒っていてもいいよ
ただ、どんな終わりでも
最後に目にする顔は
どうか、君でありますように