詩人:さきネコ
瞳は 流すことをためらった涙をもう一度受け取ってはくれないどうすればいいかわからなくてけれど 言葉を発することは罪なら膝を抱えて 黙っているしかもう生きる姿は残されていないじゃない冷たい 冷たいでもそれでいいどこまでも深く 眠るもう目覚めなくていいそんな中で目の前にひとつ浮かんだ光初めての感情私はその光を見つけたとき嬉しかったのではなく戸惑っていた