詩人:どるとる
仕事からの帰り道
ため息ひとつ
思えばこの頃いいことなんか何もないんだよ 心から笑えずにいます
生きるということは
ただそこにいることで果たされるなら
働くことも歩くことも無意味だね
生きることの喜びもわからないね
泣いて笑って そのうち 誰からの記憶からも消え去ってゆくのが僕らの運命
花のように 散りゆく葉っぱのように
僕はいつでも僕だ
明日も僕が僕であるためにたったひとつの今日を生きるのだ
何度でも何度でも
ひとりぽっちの
さみしい帰り路を歩く。
2011/02/16 (Wed)