詩人:あいる
乾燥から肌をまもるってつけすぎた化粧水は頬を伝って零れたボクは君の何をまもれるのかなエコじゃない君の泣き方は涙をすぐに空っぽにするドライアイが酷いから目薬はすぐに使いきる薄っぺらい夜を剥がせば風化した瞳に風は入るかな冬に向日葵は咲かなくて夏に雪は降らなくてボクらにも矛盾はないよ笑いながら泣いたり哀しそうに笑うトンボの羽根の透明度で明日にモザイクをかけるよエコじゃない君の泣き方は人間らしくて美しかった