詩人:花
自分の子供を
殺してしまったような
悲しみ
可愛くて可愛くて
口もきけないあの子が
可愛くて
可愛いだけで
守れなかった
子を守れぬ母親など
消してしまった
最後の瞬間
現実がどこからで
空想はどこまでなのか
口もきけない
あの子が
父となる人と一緒に
その面影 愛しく
ただ ただ
涙 流れる
まだ見えぬ明日に
未来の我が子をよせて
日々 日々 いつか
現実になると
想いを馳せた
そして今日
殺してしまった
もう
私も死にたいんだ
追い詰められるのも
見てもらえないのも
悲しいだけで
疲れたんだ
2010/03/05 (Fri)