詩人:蛍
結びあってた手と手今離れ見つめあってた目と目そらし合う。右、左、別々の道へと足踏みいれる。刻は経ち、慣れた孤独、街に独り桜の季節、やわらかい風に吹かれそっと想う。思い出過り、未練抱きはじめる。今さらとわかっていながらも独り、花曇りの空見上げ貴方のぬくもり もう一度掌 合わせ 乞い願う。