詩人:和泉
固い地面に足が悲鳴を上げるよく此処まで歩いてきた と自分を甘やかして本当は止めてもいいんだって自分が選んだなら止めてもいいんだってけれど僕を置いて皆が歩いていくから十歩後ろから背中を眺めゆっくり歩く目的がない旅に足が泣き叫ぶ丁度良いベンチは塗り立てで丁度良い芝生はびしょ濡れで早く見つかるといい此処にいたいと思える場所それまで僕は歩き続ける