詩人:未知
ツキに見放されたような
沈んだ日々の中で
ときどき少し勘違いをして
世界を憎むことばかり
躍起になっていたよ
夢と目標の位置づけに迷い
アコガレが遠く
なるたびに焦る
でも完成形だけを
描きつづけるのって
理想のハードルに
先に疲れちゃうから
過程も試行錯誤も
愉しんで
もっと肩の力
抜いてもいいはず
心のままに生きること
そのものが"らしさ"になるなら
だったらあの人に
嫌われることになったって
もう自分に嘘は
つきたくないって思った
背伸びするより等身大で
この命に恥じない
ように居たいよ
もし会えたら
言い訳もそのまま伝えたい
ツキだってめぐるんだ
おなじこの空の下で。