詩人:望月 ゆき
「はい、あなた。ご飯ですよ。」「いただきます。」ままごとが繰り広げられる縁側出された茶碗にはまーるくまーるくなっただんご虫が5粒入っていたその後もだんご虫は味噌汁にもなったしハンバーグの皿にも転がったすぐ隣にはメダカがうじゃうじゃ泳ぐ水槽があったのになんでぼくらはメダカをご飯や味噌汁にしなかったのかななんでだろなんでだろチリン、チリン、軒下で答えたのは金色のメダカが泳ぐ風鈴だった