詩人:中村真生子
窓ガラスを拭く。泥やほこりが取れて窓の向こうにすっきりと美しい秋の風景が広がる。海が空が雲が木々が草花が鳥たちが目覚めたかのように生き生きと語りかける。誰もが磨かれたガラスのような心を持っている。