詩人:甘味亭 真朱麻呂
そして僕は立ちつくす
またこの場所に
もどりにもどれず
もどるももどれず
君の家にお邪魔したい
また話とかしたい
あの時の部屋で
あの時のように笑顔で
君と今日は過ごしたい!
カラオケも貸し切りさ!
つまらないだなんて
言わせないよ
これっぽっちも無い幸せがやがて腐るのを待つ
ゆがんだリズムはずっと僕達を苦しめていた
ギターを持ち出して
君にきかせたーい
きかせたたーい
君の弾くピアノで日々を彩るから
僕には君がいつも必要なんだ
今日だけとかなくていつもさ
君は僕にとって
必需品さ
必需品さ
だから抱きしめさせて
今 不器用だけれど
批判さえも欲しいよ
歌をうたうからには
今 厳しさも重要で
若い僕には夢はあっても金がないの
苦い気持ちを胸にしまい込んでひた走る
もどるにもどれず
もどるももどれず
ただ母や父のとこへ
すがりに行くだけ
こんなときだけさ
頼りになるのは
頼るのは
さんざん迷惑かけておいて
近づくサヨナラに心をふるわせて
地震の時に揺れるコップのように 小刻みにふるえる停電の夜みたいに
不安げな面もちで夢をみることにすらおびえていた
夜!
昼!
次の日の朝までもそのまんま引きずって
歩く 日々を生きて!
今も 未だ世間からの冷たいあつかいから失踪中! 僕ニート!
ちゃんとしねーとな!
ちゃんとしねーとな!
でももとにもどれず
つぶやくんは同じ事ばかりで
あきられるよ君にも。