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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2553] もどるももどれず
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


そして僕は立ちつくす
またこの場所に
もどりにもどれず
もどるももどれず

君の家にお邪魔したい
また話とかしたい
あの時の部屋で
あの時のように笑顔で


君と今日は過ごしたい!
カラオケも貸し切りさ!
つまらないだなんて
言わせないよ

これっぽっちも無い幸せがやがて腐るのを待つ
ゆがんだリズムはずっと僕達を苦しめていた

ギターを持ち出して
君にきかせたーい
きかせたたーい
君の弾くピアノで日々を彩るから
僕には君がいつも必要なんだ
今日だけとかなくていつもさ

君は僕にとって
必需品さ
必需品さ
だから抱きしめさせて

今 不器用だけれど
批判さえも欲しいよ
歌をうたうからには
今 厳しさも重要で

若い僕には夢はあっても金がないの
苦い気持ちを胸にしまい込んでひた走る

もどるにもどれず
もどるももどれず
ただ母や父のとこへ
すがりに行くだけ
こんなときだけさ
頼りになるのは

頼るのは

さんざん迷惑かけておいて
近づくサヨナラに心をふるわせて
地震の時に揺れるコップのように 小刻みにふるえる停電の夜みたいに
不安げな面もちで夢をみることにすらおびえていた

夜!
昼!
次の日の朝までもそのまんま引きずって
歩く 日々を生きて!
今も 未だ世間からの冷たいあつかいから失踪中! 僕ニート!

ちゃんとしねーとな!
ちゃんとしねーとな!

でももとにもどれず
つぶやくんは同じ事ばかりで
あきられるよ君にも。

2008/05/24 (Sat)

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