詩人:ふくざわゆいと
自分で自分を傷つけても
その先に何も待っていない…
ボクは知ってるはずなのに…
一時の感情を 溜め込んだストレスを
自分の身体に ぶつけて
赤が 滴り落ちる…
まるで 麻薬のように
慣れてしまうと止められない…
まるで快楽のように
より激しく より深く
傷口から溢れだす 赤
そして
傷痕は決して消えない…
身体に刻み込まれた傷は
実は心の叫びだということ
誰かに知ってもらいたいようで
自分で言いだすことなど出来なくて
一時の感情を 溜め込んだストレスを
今日もまた刻んでいく もう一人の自分が 見え隠れしている
決して言葉にしないけど
「誰か助けて……」