詩人:未知
愛することも愛されることもなんだか怖い-。
いつも怯えてる
かなりピュアすぎて。
世界の汚さに目が慣れないまま
引き攣った笑いで、誤魔化している
物陰でみてるのが性に合ってるのだね?
不可侵領域にポツーン。とひとり
だけど、君だけはずっと遠くからみてた
すごくすごくやさしくて可愛くて
名前の通り聡明な
なんだか不思議な子
どうしてか気になる女の子
手を繋いだだけで舞い上がったり
くだらないことでも延々と笑いあえた
沈黙も気にならなかった
それは特別な感情だった
2年越しの恋を打ち明けて
戸惑ったような顔で返されて
気づいたら噂が学校中に広まって
もう居場所なんて何処にもなかった-。
それからはまるで
呪いをかけられたかのように
この領域からはみだすことができない
あなたの言葉は呪文だったんだね
恋なんて気軽にするもんじゃない
人なんて簡単に信じちゃいけない
すべてが絡まり呪縛は強くなる
ピュアすぎて、ピュアの塊りすぎて。
ささいな刺にさえ敏感に
反応してしまう
だからゆうべの言葉
とてもとても痛かったよ
恐らく君にとっては
何気ない冗談だったのだろうけど
気楽に跳ね返すだけの
力も元気もなくて-。
気まずい空気をいまだに引きずってる
ソレは容易くは触れられない
化膿した傷
私の人生そのものなんです