詩人:太一
何時も笑ってた
いい年してアタシより子供みたいで
無邪気で純粋だった
19の誕生日にプレゼントねだったら
桜の花びらにまみれて
不格好なブラックスター
甘く疼く傷をくれた
それからは
毎日
2人で縺れるようにじゃれあって
激しく貪りあって
全て一緒に過ごしてきた
お前がアタシの首筋に印残した朝
何も疑わなかったあの朝
思い出とキスマークと
ブラックスター残して
お前は消えた
春が来る
思い出とあの朝のキスマークは消え入りそうだけど
桜の下で
情事のもとで
愛おしそうにブラックスターにキスするお前が
焼き付いて離れない