詩人:さらら
その陽ざしその人にとってはシャンプーだったカーディガン脱いでシャツだけだとシャワーのようだったその時の背後ろ背景には瓦礫と点滴の数とかなしみなど判りはしない鈍麻痺となるしかやり過ごし 過ぎて行くことしか気づくとある季節見かけた小さな花 咲いていてその人は前を向き何を創ろうか何を求めようか柔らかな陽を受けそう想った