詩人:甘味亭 真朱麻呂
鏡を見ながら 自分の姿を映しとるように 僕は描くよ 愛してる… 愛せない 愛してる… 愛したい 何度となく繰り返す波のように 言葉たちは無意味にさまようばかりで 心の片隅で寂しく儚く横たわる もしも 別の場所で再び生まれ変われるなら 僕はこんな残酷な世界はイヤだ 自惚れていた 弱っちい自分に 理想の自分を重ねるように ただ 理想とは違うひ弱な自分であった僕に君は泣いていたんだね 今ならわかるよ 痛いほどに。