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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[267] 自画像
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


鏡を見ながら
自分の姿を映しとるように
僕は描くよ
愛してる… 愛せない
愛してる… 愛したい
何度となく繰り返す波のように
言葉たちは無意味にさまようばかりで
心の片隅で寂しく儚く横たわる

もしも
別の場所で再び生まれ変われるなら
僕はこんな残酷な世界はイヤだ

自惚れていた
弱っちい自分に
理想の自分を重ねるように
ただ
理想とは違うひ弱な自分であった僕に君は泣いていたんだね

今ならわかるよ
痛いほどに。

2007/01/11 (Thu)

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