詩人:pereo。
昨日の夜もこの部屋は冷たい雨が降っていた濡れる事嫌いじゃない火照った傷を冷やすからそっと掌で包む柔らかい油の香り忘れたとは言わせない炙り出す傷跡たちも理路整然と只静かに張り付いて濡れた睫毛火を点けよう痛みも血も裏切らない滲んでは集まって一時の眠りを現実を捕らえて明日もまた同じ道を彷徨う。。