詩人:さきネコ
薄っぺらい虚言と ほのかに灯る正義を透明な板に塗って重ねてゆく壊れたスピーカーにも 丸めた画用紙にも確かに僕らの意思が刻まれてたあの日 確かめたはずなのにもう溶けてなくなってしまったんだね願いの受け入れ許容量を超えてあの星は 流れ落ちてゆくんだね声をなくして 光を失ってそれでも伝えたい心がここにある動かない景色 開かない扉なけなしの鼓動がひたすらに訴えるどうか君に届くといい