詩人:風凛
冷淡な硝子。凛とした氷。滑らかな平面。無の色彩。無限な広がりの上に、降り立つ。ふわり、ふわり、ふわり。優雅にくるくる飛び回る蝶。氷漬けの中から見た。その姿は百花繚乱。今すぐこの氷漬けを砕いて、近くへ…もう心に氷なんて無い。あるのは陽の光と祝福だけ。