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詩人:あいる
紅葉に溺れて窒息したかった
秋を小脇に抱えたまま
冬に踏み出した
日々の雑念を星屑割り
グラスの中に
流星が走るから冬は好きだ
真昼にも星は流れてる
秋にお別れできずにいる
季節の変わり目で
足踏みしてた君
巡るのが1年に1度なんて
遠距離恋愛みたいだ
紅葉に溺れろ
君なら泳ぎきれるか
ボクら新雪をメリメリ踏みならして手を繋ぐんだ
毎日聞いてうんざりなんだ
エコなんて言葉忘れて
君と一緒に吐き出す煙草の煙
無言のフキダシみたいだ
愛しさと切なさのハイブリッド
燃費の良い心じゃないけれど
細胞が季節を網羅しても
君というフィルターを通さなきゃ
季節はただの日めくりカレンダー
とりあえず、
君しか見えないくらい
真白に染め上げてよ雪