詩人:あいる
何となく飼った熱帯魚
いつも不思議だった
魚が水を汚すのか
水自身が汚れていくのか
ボクはどうなんだろ
汚れたのは社会のせい?
ボク自身かな
何かのせいなら楽になるかな
そう思うと
また少し汚れた気がした
右も左も善悪も
喜怒哀楽も作り笑いも
それとなく身についたけど
この汚れの正解は?
正義と正義の戦争だ
喧嘩の時点で両成敗
どちらにもデメリットはあって
とどのつまり相手から見れば対悪なのかなぁ
それは寂しいことだよな
きっととても寂しいよな
話は戻るけどこの詩の
タイトルは漂白罪
償うのが人生なわけないよ
正解も正体も今は曖昧にして
下手くそになる仲直り
上手なふりの強がり
浄化しあう作業を
愛と、呼ぶのなら
汚れた君をもっと見せてよ