詩人:中村真生子
巨石に出くわしたとき古人は神が作ったものと考えたのであろう。あるいはそこに神の姿を見たのか。八雲山の登山路を歩き長い石段を登ると忽然と現れる3つの巨石。苔蒸して森の色となり木漏れ日と注連縄とをまとって神々しく鎮座する。磐の前で手を打ってここに居ることを知らせ手を合わせて大なるものに想いを馳せる。畏敬と安らぎとを胸の奥に覚えながら…。 須我神社奥院 須我神社(島根県雲南市大東町須賀260)より北東へ2q