詩人:さみだれ
少しずつ離れていく引力がなくなっている寄り添うことはできなくなる手のひらに乗るほど小さくなって手ってこんなにも脆いものなんだずっとは繋いでいられないんだ光が届いているうちに声が聞こえているうちに支えあっているうちに楽しい時間が過ぎればいいのに背中に隠したもの庭に植えたもの守りたいと思ったものそのすべてがずっとあることを人知れず祈っている