詩人:まとりょ〜鹿
拝啓、我ら同じ道
見知らぬ掲示に
幾何学模様の123
定めの無い道
理由の無い長い列
前の奴と同期入社
結局同じように
エンスト喰らって
置いてきぼりさ
素敵なお姉ちゃんの看板の
袂でぽつりと吐いた溜め息
始めっから
性能が違う?
だったらターボを積んだらいいか?
結局走るは同じ道
成るようにしか成らないが我が道。
ジリジリ焼ける地に
唸る空吹かしのエンジン
タバコに火を着け
予定調和を笑う。
お先にどうぞ。
急いで事故など起こさぬように
素敵な君と居られたらさ
きっと炎天下も好きになるのに
ポンコツは今日も前へ進む
何せバックギアが壊れてるから。