詩人:あいる
君の言葉が
麻酔のように染みて
辛いことを鈍感にしてくれる
ボクの声には
睡眠作用があるらしい
キミがよく眠れるように
長電話しよう
みんな誰かの執刀医
成功率は五分五分ですね
君の心は今夜が山だ
君自身が助手をして
器用なほうではないけれど
壊れてしまうなら
ボクの心を移植しよう
涙はを待ってるから
焦らないでのんびり泣こう
歩み寄ってくれる
君を待ってる
孤独を焼き尽くす炎になる
融通のきく毛布になる
瞼を閉じるための音楽になる
今日を知らせるカレンダーになる
平凡を感じさせてくれる通勤電車になる
君のボクになる
ボクの君になる
失敗なんて本当はないんだ
鼓動は気分に任せようよ
完治なんてしなくていい
この胸の高鳴りを分け合って