詩人:たか
「もう優しくできない」と
君は言った
きっと電話の奥で泣きながら
そのときから僕は僕の中で
前の二人に
戻れないような感じがしていた
君に未練なんてないよ
そう言うのも何回目?
もう覚えてる余裕もないや
どうだっていいんだ全て
ちょっとしたイベント
だったって思えば少しは
この気持ち軽くなるかな
「もう会いたくない」と
君は言った
過ごしてきた日々を断ち切るように
そのとき君は僕の中で
笑っていたけど
もうその笑顔は二度と見ることはできない
「もう優しくできない」と
君は言ってた
きっと電話の奥で泣きながら
そのときから僕は僕の中で
前の二人に
戻れないような感じがしていた