詩人:gof
躊躇いのカスタネット
靴ひもほどけたコンバース
誰もいないステージで
響くのは音じゃない
ぼくらの鼓動だ
脈々とつながれた生命
この呼吸も 言葉も
あたりまえじゃないよ
思い悩みもよいでしょう
暗い深海に堕ちてもよいでしょう
苦しみを含まない音楽は
ほんとうの楽しさを生まないように
意味のない出会いや悲しみはないなんて
だれがいったか
しんねーなんて
ただ 棄てたセリフの余韻に
ほんの少しだけ かけて 信じてる
自分がいる 振り返るそぶりもみせずに
ただひたすら叩いて
コピペじゃつまらんよ 人生
だれにだって 底の底には
青い炎を焚いているんだぜ
こんな呟きには全く意味がない
たまに思い出して 忘れさられるはきだめ
だからこそよいんだって
画面のそばでThe 1975が流れる刹那の様に
はかないから美しいとか
芸術だから尊いとか
そういうことじゃなく
こんな場所があって
今 いま いま
たったいま、きみの目にふれたなら
それでいい
きみの町は どんな香りや風が流れる?
美味いもん食って だらけよう
身を粉にして働いたなら 眠ろう
いみはない いみはある
明日はくる? 今を呼吸した証
それだけでよいでしょう