詩人:さみだれ
夕暮れの子供たちは
楽しそうにバイバイする
風がどこからともなく
子供たちの足を速くさせる
息を切らせながら
走る姿に
草花は嬉しそうに揺れる
明日は何して遊ぼうかな
なんでもいいや
なんでも
恋慕う情も
怒りも恥ずかしさも
悲しみも
川の向こうに広がるセンチメンタルも
すべて思い出にして
生きていくのだろう
その毎日が
幸せでないとしても
その思い出が
幸せに繋がるのだと
そうやって生きていけたら
幸せなのかもしれないと
ならばそうあってほしいと
願う
2011/04/14 (Thu)