詩人:ジョーブ
(ガタンガタン)
駅の最終列車のホームが揺れて
きっとそれは私待ちぼうけで
少しだけ疲れてベンチについたのが
きっと彼が来る5分前の事
だった
彼の名前を私が呼ぶ仕草は
ちょっと恥ずかしい気持ちがにやけたりして
白い吐息にまじった恋の想いは
先に列車で彼へと向かう
魔法だった
二人の想いはいくつも重なり会っていて
時間はきっちりいつも守られてるから
座るベンチから改札口まで
私走ったの
時計はすすんで私達を一緒にしたがるのは
恋の魔法列車がそうさせたから
あの日出逢えた前の日に
吐息と吐息がさきにかさなりあって列車の扉を閉めたの
それが白い恋の始まりで
動いた列車
(ガタンガタン・・・ガタンガタン)
魔法列車なの