詩人:剛田奇作
疲れ果て 振り払うように吐き出されたガラクタ血を吐くような思いで積み上げるもんは、ただの砂山 退屈で稚拙な線の歪みそんな惨めな事実さえ見てみぬフリで生きるために文字を吐き出す 吐き出す間、生きていられたらそれでいい消去法で時間をつぶす 生きるためのつたない消去法今は、生きたいどんなに惨めでも私という尊厳が音を立てて崩れようともロボットでもいい役割があるなら人形でもいい必要とされるなら