詩人:旅人モドキ(左利き)
川ぞいを旅すると風の妖精といあわせる急に手を引っぱられて駆けだすんだから面くらいながらも楽しそうに流され光りかがやく橋のまんなかに人影があり渡ってゆけば集まって仲よくもなる向こう岸へ行きたいと告白すると元気づけられ掌の温度を確かめながら振りかえってみる心なしか微笑みの奥に涙をしまいながら別れるいさぎよさと懐の深さに憧れるばかり声に乗せてもありがとうじゃ足りない宝箱も贈られたら想いの糸をつむぎ続ける伝説の勇者だと思うこのごろ