詩人:遙香
ふと裸足の足を見てあたしは幻滅した。ピンクに塗られた爪、かかとや親指の付け根にある沢山の靴擦れの跡。無理してハイヒールを履きまくったから…。はっきり言って、 キタナイ と思った。あたしは背伸びをしすぎたのかもしれない。いくら背伸びをしたって大人にはなれないとわかっていたのに。