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詩人:甘味亭 真朱麻呂
君のことならすべて知ってたつもりでいたけど
まだまだ知らないことばっかしだった
君からはなれてるうちに知らないこといくつも知った
知った今でならば
胸張って語れるよ
君の自慢話 他人(ひと)にも
知ってるようで知らないコト
知ってるようで知らなかったコト
知りたかったけど知れなかったコト
僕は知ったんだ
知ってはじめて泣いたんだ 笑ったんだ
怒ったんだ 知ったことによってもつ感想も違うからおもしろいね
たくさん たくさんあった君の秘密
隠してたわけじゃないから秘密じゃあないね
でもすべてが君を形作るうえで必要不可欠な材料なんだね
それも知った
知ったからこそ
知れなかったころ君を安易に責めた自分が恥ずかしくなった
ごめんなさい
ごめんなさい
一時の気の迷いとは言わないから
もう一度だけ抱きしめさせて
君のぬくもり感じさせて
もったいないお言葉期待して
めを閉じる。