詩人:鰐句 蘭丸
ほんの少し前まで 僕の枕のとなりに 君の枕があった 僕のとなりに君は居た 君が居なくなった後も 枕はとなりにおいておいた それは いつも そうだったから 君が僕を必要としない未来を選んだんだと気づいたとき 君の枕は邪魔になった 人って勝手でしょ 要らなくなったら 要らないんだよ 僕の枕は…まだ涙の匂いがする 明日洗おう 過去も 記憶も洗い流して サヨナラ言おう