詩人:アルバトロス
ほうきで掃いたゴミの中にキラリと光る何かが見えたそれはガラスの一片僕はしばらく見つめてそれからそぅっとそれをポケットに隠した人の悲しみなんてそんなものだ君をなくした今日だから夕日が迫る今だから僕はポケットの中でガラスのギザギザに触れながら宙ぶらりんな希望を抱いていた僕は今日夢を見よう魔法のほうきで空を飛ぶ夢を見ようポケットにはもちろんガラスの一片を潜ませて