詩人:Ray
自分を見失う程
人を愛せたら
それは きっと
幸福なこと
だけど 私には
それが出来なくて
『自分』より『相手』が大きくなってしまうことが恐い。
「あなたがすべて」とか
「あなたがいなきゃ死んじゃう」とか
そんなこと
本当は口に出来る位
人を愛してみたいけど
いつか失うのが
始めから恐くて
自分の気持ちを
制御する。
だけど 今
私は 確かに
あなたが恋しいから
この思いが
育ったら
そんな風になるのかな
って
そんなことばかり
考えちゃう。
沼にはまるのは
誰だって恐いよね?
もし 私がいつか
そんな沼にはまるなら
最後には
あなたが手を差し伸べて
救い出して欲しい。
本当は
『別にあなたが手を差し伸べてくれなくてもいいから』って
言いたいのに
見返りを探りつつ
歩いてる私は
なんて
卑怯なんだろうね。