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詩人:どるとる
いつか ここに生まれたひとつの命がある
ある時、名前をつけられて いっぱしの大人として歩き出した頃
少しはまともな人間になれたとき
常識ってものをひたすら疑っていた 僕の瞳に映った汚れのない天使
どうして人は生きていくんだろう?
それはそれぞれ違うかもしれないけど
僕はあなたをその意味にできるなら
明日から生きていける気がするんだ
愛してるってどんなふうに 言ったらいいのかな
迷っていたんだ
簡単なことなはずなのに 愛してるが言えなくて
いつも口から出るのは くだらない世間話ばかりさ
灯台の光 見失わないように 僕は天使に囁きかけた
愛してるが言えないんだ
あなたは言った
もう言ってるじゃない
僕は付け加えるように言ったんだ
あなたにだよ。