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[165100] 冬の蜃気楼先

詩人:あとりえ

 


冬の蜃気楼先


時の旋律のカケラ
歩き渡る子供たち

いつしか
幼き背丈越し


冬の蜃気楼先

蝉と入道雲の詩の

カケラ

かけら

カケラの数


幻だったの?




冬の蜃気楼先


渡る旋律のカケラ

繋がって


いつしか春風吹く頃に

夏と冬覧た夢


現象のよに顕れる




パントマイムだけじゃ

飛べないんだよ


涼やか仕草で煽る

君は

あの季節
まだ子供の背丈


その視界から


時の蜃気楼先その旋律

見つめてた


2011/02/03 (Thu)
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