詩人:大示
眼を閉じて、また開けたときに
いつも血の繋がった人達がいる
それは、僕にとっては
とても幸せなこと
いつか彼らはいなくなる
当たり前の事なのにそれを思うと
体が焼き切れそうになる
『彼らと一緒にいる』
想像力の乏しい僕が考える
唯一の幸せ
永遠ではない、幸せ
だから、今は干渉しないで下さい
あと数十年ぐらい待ってください
あなたにとっても
僕にとっても
大事なことなのです
彼らの命があるかぎり
僕はここにいるでしょう
温かく、しかしどこか薄情な
この家に
2009/12/23 (Wed)