詩人:しゅんすけ
幼き頃
正しくない事は悪だと教わった
疑問は感じた
沢山の矛盾も見つけた
されどその心地よさに溺れてしまう
やがて愛を知り
気付き
人を好きになって
正しくない事は間違ってもいないと知る
そして
無色でありたいと願い
無色の染まることの易さを知る
あがき
もがき
それでもなお
無色であろうとする
何時頃からだろう?
白にも染まらず黒にも染まらず
どちらも入り乱れた斑模様になったのは
或いは産まれた時からか
それならば
白をもっとよく知ろう
黒をもっとよく知ろう
これからは
無色になろうとしよう
無色になる
そう決めた
そう決めた