詩人:あとりえ
「夜空の石」
暗闇のなか住んでると星がすきになるという
暗闇のなか 微かな星を眺めて 過ごすという
見知らぬ田舎 見知らぬ都会 知らない 知らない
だけど あの星は いつも眺めてる
知らない時間 知らない空間を歩く
だけど あの星は いつも眺めてるからね
知らない時間 知らない自分
見たこともない自分 渇水の大地に水を巻く
川の流れる音がごうごうと聴こえ
それは夢だった
欲したら見知らぬ海を ただ眺め
その時は過ぎて
いつもの星の下に居た
そんな人たちと 語りあって
また違う時が来る