詩人:吟遊詩人
風を受けて 並木道を ひとり歩き どうしてここに立っているのだろう
ふと思い出す懐かしき恋人 いつか街角ですれ違いなんて期待してたあの頃
出会いなんて 偶然だよね いつもと変わらぬ ありふれた放課後の教室
同じ夢を描いて 時を忘れ語り合った
無邪気な笑顔 見つめるだけで 心 気づけば 満たされていく
何も分からなかった 君をどう愛せばいいの
二人で交わした約束覚えてる? 夕暮れ景色 あの海へ
懐かしき思い出 今も 心の隅でかけめぐる
君は まだ 覚えてるかな?
夕暮れたたずみ城下町を二人歩き いつまでもこうしていられたらよかった
「自分を信じて」君の何気ない 温かい言葉にいつも支えられていた
なぜか 気づけば二人の距離は 少しずつ遠くなり
君からのメールも 永久に途絶えてしまったね
何も気づかなかった 最愛の人がいたことを
今 君は何をしている 今日もその人の胸に
何も分からなかった 君をどう愛せばいいの
懐かしき思い出今も 心の隅で かけめぐる
甘い痛みを 今 思い出している